日本を代表すべきトラックメーカーでもあるBACHLOGIC(バッチロジック)。
多彩な才能を持つBACHLOGICは、音楽プロデューサーとして活動する時は、「BACHLOGIC」名義、ラッパーとして活動する時は「鋼田テフロン」「H.Teflon」と3つの顔を持っています。
「この人は同一人物なの?」と混乱してしまう人も多いようですね。
さて、今回は、ヒップホップ界を引っ張り、日本語ラップの立役者とも言われているBACH LOGICの魅力について紹介していきます!
おすすめの音源についても紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
BACH LOGICのプロフィール
プロデューサー名義 | BACH LOGIC |
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アーティスト名義 | 鋼田テフロン / H.Teflon |
本名 | 国紙 宏 |
1979年 | 大阪府 |
事務所 | LDH |
Crew | DOBERMAN INK / DOBERMAN INFINITY |
レーベル | One Year War Music |
BACH LOGICは、1979年大阪府生まれ。
DJをしていた兄の影響、ダンスの流行により、BACH LOGICは、常にヒップホップが流れている環境で過ごすことになります。
2002年、DOBERMAN INC(ドーベルマンインク)というヒップホップグループを結成し、大阪を拠点に活動スタート。
2004年には、ミニアルバム『CONVERSATION PIECE』でメジャーデビューを果たした後、2008年に東京へと拠点を移しました。
翌年、2009年には、「Amebreak AWARD 2009 Amebreak BEST PRODUCERs」に選ばれるなど、高評価を得たBACH LOGICは、ヒップホップ界からも引っ張りだことなる存在に。
KREVA、Zeebra、AKLO、SEEDAなどのラッパーからオファーを受け、様々な楽曲を提供しています。
意外なことに、西野カナにも楽曲提供しているんですよ!興味がある方は、西野カナの「WRONG」を聴いてみてくださいね!
BACH LOGICの読み方や変名
BACH LOGICの読み方は「バックロジック」です。
また変名である鋼田テフロンは「はがねだテフロン」と読みます。
日本語ラップ界の世界で見た事がない名前のカッコいいプロデューサーが出てきた際は、「もしかしてBACH LOGICの変名では?」となるのが恒例となっています。
また、仲のいいアーティストからは「BLさん」や「BLくん」と呼ばれています。
メディアには出ない隠された素顔
BACH LOGICは表舞台立つ事がほとんどありません。
表舞台を嫌っており、レーベル「One Year War Music」を立ち上げた事は衝撃的でした。
このレーベルはSALUの為に立ち上げたと言われています。
BACH LOGICは天才なの
BACH LOGICの才能はUSの大物ラッパー「Kanye West」も認めています。
また、インタビュー企画では、BACH LOGICは天才なのかという質問に色々なアーティストが答えています。
AKLOの回答を抜粋すると、
- ストイックで集中力がる
- 天才的なほど努力できる
更に柔軟性があり、アーティストの意見も良ければ採用しているそうです。
BACH LOGICの経歴・過去
前述のとおり、BACH LOGICは、DOBERMAN INC(のちに、DOBERMAN INFINITY(ドーベルマン・インフィニティ)に改名)の一員として活躍していました。
「DOBERMAN INC」という名を世に知らせることになった曲と言えば、EXILEとフューチャリングした「24karats」ですよね。
なんと、この曲の作曲をBACH LOGICは手掛けています。
ゴールドと黒で統一されたMV、イカツイ衣装を身にまとったEXILEを見て「EXILEって、こんな曲も歌うんだ!」と思った人は多いのではないでしょうか。
この曲は、世間に対し、今までとは違うEXILEのイメージ与えた1曲であり、DOBERMAN INCのかっこよさを思い知らされた1曲にもなりました。
当時は、EXILEのようなオラオラ系のファッションに憧れる男性が、街中に増えていましたよね。
そのくらい24karatsはかっこいい曲として浸透していたことから、世間にすごい影響を与えた1曲と言っても過言ではないでしょう。
その後、BACH LOGICは自身が主宰するレーベル「ONE YEAR WAR MUSIC」を設立。
SALUやAKLOなど、当時のシーンでは若手だった2人の活躍はBACH LOGICのプロデュースがあってこそかもしれません。
2人の活躍は、BACH LOGICが手掛けたことを知ると、いかに、BACH LOGICがプロデューサーとして実力者なのかがわかりますよね!
BL詐欺の横行
BACH LOGICが「Amebreak AWARD 2009」でベストプロデューサーの1人に選ばれた翌年、BACH LOGICの名前を使った「BL詐欺」が横行します。
BL詐欺とは、BACH LOGICの素顔が隠されていることを利用し、別人がBLを偽り若手アーティストに「楽曲アレンジ」や「ビート提供」して金銭を要求するもの。
犯人もすぐに割れ、NORIKIYOや4WDに名指しで批判され自体は収拾したそうです。
BACH LOGICが手掛けた名曲
BACH LOGIC手掛けた日本語ラップ名曲を紹介します。
KREVA | I REP feat .DABO,ANARCHY,KREVA |
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NORIKIYO | OUTLET BLUES(アルバム) |
RHYMESTER | ONCE AGAIN |
SALU | IN MY SHOES(OHLDとのアルバム共同プロデュース) |
SEEDA | 花と雨(アルバム) |
SEEDA | alien me |
ZORN | Rep feat.MACCHO |
日本語ラップのレジェンド達のプロデュースを数多くこなしている事が分かります。
上記はあくまで一部となります。
鋼田テフロンが参加した名曲
次に鋼田テフロン(H.TEFLON)名義で参加した楽曲の紹介です。
AKLO | “RGTO” feat.SALU,鋼田テフロン & Kダブシャイン |
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NORIKIYO | 秘密 Feat. 鋼田テフロン |
RAU DEF | Real Talk feat.SKY-HI & 鋼田テフロン |
SALU | THE GIRL ON A BOARD feat.鋼田テフロン |
これまた名曲揃いです。
鋼田テフロンはHook(サビ)の部分での参加が多い印象ですが、紹介した楽曲の「Real Talk」ではラップも披露しています。
BACH LOGICのトラックの特徴
BACH LOGICのトラックは長年日本語ラップを聴いていた人はすぐに分かります。
トラックの特徴としては「シンプル」です。
音の数を極力少なくする事でHookとverseでの抑揚を作り出しています。
BACH LOGIC・鋼田テフロンのおススメの音源
BACH LOGICは様々な名曲を作り出しています。ここで、私がおすすめする曲を2曲紹介したいと思います!
まず1曲目は、SALUとフューチャリングした「THE GIRL ON A BOARDfeat. 鋼田テフロン」から。
この曲は、SALUの2曲目のシングルとして配信されました。サビは、SALUではなく、鋼田テフロンが歌っていることも注目ポイント!
USヒップホップらしさは全くなく、どちらかと言えばポップなイメージがあるこの楽曲は、いかにもSALUらしさが引き出されていて、とても聴きやすいテイストで仕上がっています。
そして、次におすすめしたいのはは、AKLOの「Too Fast」なのですが、SALUとはまた違った雰囲気のサウンドで、めちゃめちゃ大人の雰囲気たっぷりの1曲となっています。
SALUの曲は、ドライブにピッタリなサウンドが多いのに対し、AKLOは夜のクラブで聴きたいようなサウンドに仕上がっています。
あなたの好みに合わせて、ぜひ聴いてみてくささいね!
まとめ
日本のヒップホップ界で愛される音楽プロデューサーBACH LOGIC。
様々なヒップホップスタイルがある中、多くのアーティスト、ラッパーに支持されるBACH LOGICが、いかに影響を与えることができるトラックメーカー・アーティストであるのかが分かりますよね!
重低音が響き渡るUSヒップホップテイストの曲のみならず、日本人でも聴きやすい日本語ラップまで手掛けるBACH LOGICに、これからも注目していきましょう!