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【Lunv Loyal】プロフィールや読み方・出身などまとめ

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続々新しい才能が登場する日本語ラップ界の中でも異色の存在、その名はLunv Loyal。

オートチューンも器用に乗りこなしながらメロディの強いフロウで存在感を増しています。

実はニート東京にも2回の出演をしていて、長いキャリアの果てに2024にはPOP YOURSに大抜擢されたという驚きのキャリアを持つラッパーです。
そんなLunv Loyalについて今回はDigって行きましょう。

Lunv Loyalのプロフィール

MCネームLunv Loyal
本名
生年月日1993年9月30日生まれ
出身秋田県秋田市土崎港
SNSTwitter / Instagram

名前の由来・読み方

Lunv Loyalの読み方は「ルナ・ロイヤル」です。難読ラッパーの1人ですが、MCネームの由来はニート東京で語っています。

元々月に強い思い入れがある事から漢字の月表記でラテン語のルナ(Luna)を合わせ、「月(ルナ)」という名義で活動していたとの事です。

現在の名前に至ったきっかけは、漢字だとなかなかルナという呼び方が浸透しない事があり、ルナという呼び方を前に出すことに決めたと語っています。

元々はカタカナ表記にも憧れがあったそうですが、ルナと言う言葉だけだと女性っぽい印象が強いこと、またマジシャンのMr.マリックを父にもつ女性ラッパーLUNAが先にいた事からLOYALを付け足したそうです。

生い立ち

秋田県秋田市土崎港出身である事を公言しているLunv Loyalですが、故郷について

「病んでますね、人も街も病んでますね」

と語っています。

Lunv自身が一年の3分の1は雪が降ると語る北国ということで、日照時間の短さからメンタルヘルスに問題を抱えやすい地域らしく、自殺率が日本1位という過酷な環境の模様です。

東京に進出したLUNVは秋田が圧倒的に曇りが多いこともショックだったと語ります。

また、HIPHOPをやる上でも秋田出身の有名なラッパーには売れている人がいないなど、カルチャーの差も0どころかマイナスからのスタートだったと語るLunvですが、

「俺みたいなやつがなんでこの街に生まれたんだろう?っていう答えを知りたいです」

と語っている事からLunvにとって大事な原点であり、ニート東京では

「(秋田出身であることは)物凄く大事です」

と言い切っている事から、非常に強い郷土愛を持っている模様です。

ちなみに秋田名物きりたんぽは好きですが、母親と祖母のきりたんぽが最高らしく、

「きりたんぽは家で食うもの」

と強く言い切っています。

学歴

流派-Rでは学校を卒業した後、タイミングなどが重なって21で上京したと語るLunv Loyalはおそらく高校を卒業していると想像できます。

ちなみに、よその女子校が学園祭をしていたので遊びに行った時、配られていたフライヤーにLunvより先にラップを始めた友達がラインナップされており、それが悔しくてラップを始めたと語っています。

性格

インタビューでも淡々と語るLunvですが、自身の原動力は10代の頃から溜まっていたエネルギーや怒りだと語っています。

若い頃は性格が合わない人のことはすぐ拒絶していた事を淡々と語っている事は、その繊細さを物語るエピソードです。

一方、現在では丁寧な話し口で常々地元への愛や友人への感謝などを語っており、非常にまっすぐな性格だと言えます。

Lunv Loyalの過去・経歴

ラッパーとしての経歴

秋田でライブハウスを盛り上げた事で上京したLunv Loyal,以前からSEEDAに見出されConcrete Greenに参加するなどキャリア初期から存在感を示しています。

2015年にゆるふわギャングのRyugo Ishidaと知り合って「CHAIN BLOOD」というユニットを結成し、その翌年に現在のMCネームに変更。

ゆるふわとはRyugo経由でNENE(当時Sophiee)とも交流が生まれたことで彼らの名盤「Mars Ice House」に唯一の客演を果たすなど、地道ながら多くのラッパーにその才能を見出されていた模様です。

その後も秋田出身のHIPHOP、レゲエアーティストで結成されたTEAM REPRESENT ENT.に参加しながらソロでもEPを発表し続けるなど、堅実に製作を積み重ねた結果、2020年に1stアルバム『ZERO』を発表。

この中に収録された『100』がR-指定によってCreepy NutsのANNで紹介されたことで一気に注目が集まりました。

この曲の後、SEEDAを客演に迎えた『高所恐怖症』を発表、若手ラッパーのライブパフォーマンスを提供するYouTubeチャンネル『03-Performance』に出演したことで現在非常に注目を浴びています。

デビュー曲

厳密に言えばConcrete Greenに収録された『Red Hot Remix』になるかも知れませんが、Lunv Loyalの名前が注目されたのはやはり『100』でしょう。

直向きな活動の末に発表された1stアルバムに収録された楽曲で注目を集めたのは、ラッパーとして堅実なスキルアップだと言えます。

ラップスタイル

メロディーが強いフロウでオートチューンを使いこなし、ブレイズ姿からも近年のラッパーのようなメロディと刹那感が強いスタイルのLunv Loyal。

一方でSEEDAに見出されたようにストリートライフと心情を歌う正当なリリックが見事に最先端の音楽に落とし込まれたスタイルが魅力的です。

尾崎豊の世界観と地元秋田の港ばやしと呼ばれる歌心を持っていることで、オートチューンなしのライブでもスムーズで聴き心地のいいラップを披露しています。

所属しているレーベルやチーム

現在、Lunv Loyalはメジャーレーベルであるユニバーサル・ミュージック・ジャパンと契約しています。

都会と地方で覚えた感情をメジャーで発信する姿はHIPHOPドリームを強く感じる物です。

最近の活動

立て続けに『SIBUKI』『LOYALTY』とアルバムを発表し続け、POP YOURSなど大型フェスにも出演を果たしたLunv Loyal,その勢いは止まる事を知りません。

地元秋田に若い世代が夢を持てるシーンを作りたいと大きな夢を語り、
「最新曲が代表曲でありたい」
と実直ながら壮大なビジョンを持っているオールドルーキーは、今後も注目を集め続けるでしょう。

仲のいい人物

ViryKnotやJinmenusagiらとも曲を作るなど多くのラッパーと交流があるLunv Loyalのキャリアでも特に重要な人物はこの2人です。

SEEDA

『花と雨』を筆頭に2000年代のストリートをラップするSEEDA、『ニート東京』や『ラップスタア誕生』にも大きく関わっており、ラップの最先端や若手に対して常に目を光らせている業界屈指のOGです。

DJ ISSOと発表し続けているコンピレーションアルバム『Concrete Green』は多くのラッパーを発掘・排出しているSEEDAのライフワークのようなアルバムですが、SEEDAがLunvをこのアルバムに召集したのが大きなきっかけだったと言えます。

ちなみに、Lunvは自宅にSEEDAから非常に丁寧な留守電が入っていたと振り返っています。

Ryugo Ishida

 

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ゆるふわギャングのRyugo IshidaはLunv Loyalとユニットを組んでいたこともあり、現在でもゆるふわがLunvの曲に参加するなど交流がある模様です。

過酷で閉鎖的な環境で憤りを感じていたRyugoにLunvはもう1人の自分と思うほど共感を覚えたそうで、ストリートで刹那的な生き方をしながらも根っこの純粋さを持つ事から相性がいいのかも知れません。

Ryugo経由でNENEとも交流が生まれ、遊ぶことも多いそうですが、Lunvは彼らのぶっ飛び具合を子供と表現し、自分には無いものだと発しています。

元々ネガティブなLunvはスーパーポジティブなゆるふわに救われたと語っており、KID FRESINOが『Easy Breezy』で歌うようにRyugoの明るさで救われたラッパーでもあります。

オススメの音源

Air Life

「最新曲が代表曲でありたい」

と語るLunv Loyalの目下最新曲です。

ViryKnotによるギターとドラムが生っぽいトラックの上でフレックスしまくる力強い曲になっています。

Air MaxやJordanなどナイキのスニーカーやウィズ・カリファ、キックボクサーの篠塚辰樹などイケイケの人物がフィーチャーされているのも力強さを感じる1曲です。

存在

「人生はただあるがままの姿を受け入れて次に進むだけだけだと思えた時、最初に“受け止めよう”というフレーズが浮かびました」

と語るLunv Loyal、チルなトラックの上で達観した人生観を歌い上げる1曲です。

ネガティブを受け入れる優しい力強さが美しくラップされています。

ブランツなどストリートを感じるワードや、

「ミッションは導き/イーサンもできないことが俺のミッション」

とトム・クルーズが主人公イーサン・ハントを演じる映画ミッション・インポッシブルをサンプリングするなど、Lunvのワードチョイスも光る1曲です。

SHIBUKI BOY

Lunv Loyalのルーツである秋田県が誇る祭りのバイブスがふんだんに詰まった1曲です。

UKドリルのビートの上で祭りの笛が鳴り響き、秋田弁を交えたLunvのフロウが妖しく鳴り響いています。

「好きじゃなかった学校/それといぶりがっこ」

と言う秋田ならではのトピックが落とし込まれ、PVにもなまはげや祭りの映像が使われており、ローカルとHIPHOPの絶妙なバランスが面白い仕上がりとなっています。

学校といぶりがっこと言う韻の固さもLunvのHIPHOP力が伺えます。

まとめ

今回はLunv Loyalについてまとめてみました。

モダンなラップスタイルと地方出身ならではの感性がミックスされたスタイル、そしてラッパーとして真っ当な実力の高さが非常に魅力的な人物です。

今後も日本語ラップに祭りを巻き起こして欲しいですね!

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