壮絶な過去をラップの力でプラスに変えて来たT-Pablow。
注目され始めたのは第1回高校戦ラップ選手権から。
今記事ではT-Pablowのプロフィールや過去・生い立ち、ファッションを中心に紹介しています。
T-Pablowのプロフィール
MCネーム | T-Pablow |
---|---|
旧MCネーム | K-9 |
本名 | 岩瀬達也 |
生年月日 | 1995年11月3日 |
生まれ | 神奈川県川崎市川中島 |
所属 | BAD HOP / 2WIN |
レーベル | GRAND MASTER / BAD HOP Records |
T-Pablowは、1995年11月3日に、神奈川県川崎市川中島で「岩瀬 達哉」として生まれました。
ちなみに、T-Pablowは双子なのですが、双子の弟YZERRと「2WIN」というグループ名で活動しています。
T-Pablowの家族
T-Pablowの家庭は、母親、兄、姉、弟の5人家族です。
父親についても紹介します。
父親
母子家庭で育ったT-Pablowですが、父親とは現在も繋がりがあります。
自慢のアルファードは車検切れ そこが親父の家
父親は無職で飲酒・ギャンブルとかなりクレイジーだったようです。
武道館でのワンマンでは招待されて来ていたみたいです。
ブロウに出てくるジョニーデップは父親に似ていると本人も語っています。
母親
多額の借金を抱え、一家心中を図る母親。
T-Pablowは一家心中を図られた時に実際に刺されています。
祖父母
深刻な糧環境だった為、育ててくれたのは主に祖父母だったようです。
弟のYZERRは祖父母のタトゥーを入れるなど、祖父母の存在は大きかったみたいです。
兄
この投稿をInstagramで見る
兄のMASAはファッション関係の海外輸入をしています。
「last nest」というブランドを立ち上げ、パリやLAなど世界を股にかけて仕事をしているようです。
姉
最近姪っ子が産まれて可愛いすぎて、俺自身落ち着いた! 柄にもなく子供大好き(^_^)w pic.twitter.com/vL2gQUpJLQ
— T-Pablow (@TPablow) October 21, 2013
成績優秀で美人だとYZERRに言われるほどデキる姉。
赤ちゃんもいて可愛いです。
娘・奥さん
この投稿をInstagramで見る
2020年8月7日に発表されたアルバム「BAD HOP WORLD」にて、Pablowに娘がいる事が分かりました。
詳細は公式に発表されていませんが、結婚して娘がいる事が想像できます。
可愛くてどうしょうもない娘も生まれてマイクの前Rec中も娘を抱いてる
2021年4月には娘さんと2人でインスタに登場しています。
また、奥さんですが、これだけ有名になってもバレないという事はキチンとした女性だと分かります。
T-Pablowの過去・生い立ち
成人式 pic.twitter.com/68HMLJelEg
— T-Pablow (@TPablow) January 12, 2016
幼少期
家庭環境が良くなかったT-Pablowの幼少期は壮絶です。
歌詞にもあるように
- 借金まみれの母子家庭
- 無理心中を図った母親に腕を刺された
- 父親が居た頃、父親は車で寝泊まりしていた
かなり深刻な家庭環境です。
しかし現在の活躍があるのはこういった家庭環境のおかげでもあるので恨んではないと語っています。
ちなみにBAD HOPメンバーTiji JojoとBarkと同じ保育園に通っていた。
小学生時代
小2で義務教育を引退したT-Pablow。
勉強はしていなくても国語は得意で、作文では賞を3度受賞しています。
- 小1で金髪スカジャンの友達
- 将来の夢がヤクザの友達
- 小2でタバコ
- 校内外での抗争
こんな小学生普通はいませんが、当時のT-Pablow達の代は結構な人数こういった小学生が居たそうです。
不良漫画「クローズ」にハマり、実際に黒板の角に頭を叩きつけケガをさせるなど漫画同様の事を現実でもしています。
抗争では校内外の全ての強者を倒し、小学生で既に喧嘩の頂点でした。
一方でサッカークラブに入部しており、弟のYZERRやG-k.i.dと同じチームに所属します。
ポジションはディフェンダーです。
中学生時代
長ランよりもすごい長長ラン、髪型はパンチパーマより厳ついニグロパーマ、バイクで通学と漫画さながらの中学生だったT-Pablow。
中学でもサッカー部に入部しますが、メンバーが怖がっているからと退部勧告されます。
授業中は授業妨害で周りの生徒に迷惑をかけるため、専用の教室を与えられていたそうです。
専用教室では喫煙OK、テレビあり、ソファーあり、冷暖房あり。
昼食はタクヤが弁当を補充してくれていた話は有名です。
校内では歩きたばこで先生に挨拶をし、見張りの教師が常に居る状況で、ふざけてプロレス技をかけたら被害届を出された事も。
また、中学生の時にはすでに、先輩に上納金を支払うという世界で生きていたT-Pablowは、少年院出所後、ヤクザの道で生きていくことを決めます。
カバン持ちをしていた事はフリースタイルダンジョンで自ら暴露していました。
中学時代の逮捕
約10歳も年上の先輩たちへの上納金を何十万単位で請求されていたT-Pablow達は、強盗でお金を稼いでいたようです。
中学生からしたら10個上の不良は勝てる気がしないですし、上納金を払わないと「橋から落とされる」「車で引きずられる」などひどい目に合うとか。
身を守るために始めた強盗は、警察に捕まったら逆にラッキーだったらしく、余程酷い先輩だったことが分かります。
強盗を繰り返すうちに23人で一斉に捕まり、それぞれ少年院に飛ばされます。
少年院時代
少年院には約1年~1年半くらいの期間籍を置いていたようです。
少年院での生活はYZERRが多く語っており、T-Pablow自身の少年院生活はあまり語られていません。
YZERRの話が衝撃過ぎて恐らく他のメンバーの話はかすむ気がします。
NYへ渡米
中3の初めの頃初めてアメリカに行った時の懐かしい写真!
今と比べて肌も黒い(笑)アメリカのおばさんにだいぶお世話になったなぁー。
これがきっかけでUSのHiphopにどんどんはまってった。 pic.twitter.com/FnuJYlCvTW— T-Pablow (@TPablow) February 11, 2015
少年院出所後にNYのおばさんに呼ばれ単身渡米したT-Pablow。
アメリカで見たストリートや公共の場でラップやダンスをしている光景に衝撃を受けます。
そして、ちょうどその頃、大切な友人がバイク事故で亡くなるという悲しい経験もすることに。
それがきっかけで「明日死ぬかもしれない。本当にやりたいことをやろう」と思ったことも、ラッパーを目指すきっかけになったとのことでした。
USのHIP HOPもこの頃からどんどん聞くようになり、帰国後は2WINの前進となる「GEMINI」を結成します。
ギャング時代
T-PablowをはじめとするBAD HOPメンバーは一晩にして100人以上で構成されるギャングチームを作り上げました。
先輩たちからの無理な請求から身を守るために結成されたギャングチームは、強い絆と結束力があったそうです。
ギャングチーム「K-CREW」
13criminalというギャングチームのリーダーを務める一方、K-CREWというギャングチームでも幹部を努めます。
K-CREWは川崎のDJやMCを1つにまとめるプロジェクトで、100人以上のHIP HOPERが集まったそうです。
K-CREWは雑誌「マッドマックス」でも紹介され、SCARSのA-THUGも雑誌に登場していました。
T-Paablowの経歴
この投稿をInstagramで見る
HIP HOPとの出会いは10歳でZEEBRAの4th Album「THE NEW BEGINNING」でした。
そこから14歳でリリックを書き始めたT-Pablowのラッパーとしての経歴を紹介します。
高校生ラップからデビューまで
K-九改めてT-Pablow Twitter始めました! 名前が変わってもやることは一緒なので応援よろしくお願いします。今まで色々ありましたが、やっぱり僕にはHiphopしかないと再確認できました。
I’m Back ‼︎ pic.twitter.com/Uwf4Bx7Z0f— T-Pablow (@TPablow) September 23, 2013
第1回高校生ラップ選手権で優勝したことをきっかけに、ヤクザではなく、ラッパーとして生きてくことを決意したT-Pablow。復活した第4回でも優勝します。
第5回高校生ラップ選手権で弟のYZERRが優勝し、2014年に双子の弟と「2WIN」として活動をスタート。
ZEEBRAがCEOのレーベルGRAND MASTERとメジャー契約を結びます。
契約後はシングル「FIRE BURN」や1stアルバム「BORN TO WIN」を順調にリリースしていきます。
個人での仕事
2015年に始まった「フリースタイルダンジョン」で初代モンスターを努めたT-Pablow。
狂気のブラックエンペラーとして特攻隊長を努め、名バトルを生み出しました。
特に「Mr.Smile」「押忍マン」「晋平太」「CIMA」「裂固」この5戦はカッコイイバトルです。
2017年にはソロデビュー。
ミニアルバム「Super Saiyan1 The EP」を発売しました。
2018年には水曜日のダウンタウンに出演。
T-PablowのMCバトルでの成績
この投稿をInstagramで見る
ZEEBRAがオーガナイザーをつとめる「フリースタイルダンジョン」。
このフリースタイルMCバトルの番組に出たことで、T-Pablowの注目度はさらにアップしました。
通算戦績は30戦 15勝 15敗
当時MC漢との問題で渦中の晋平太とバチバチにバトルした際には、胸ぐらをつかむ、恫喝するなど話題となりました。
この当時のT-Pablowは「寺田こころ事件」など少々アンチが湧いている状態で、晋平太の件でも大きく叩かれました。
また、「第1回 BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」では1回目の優勝、「第4回 BAZOOKA!!! 高校生RAP選手権」でも2度目の優勝を飾るなど、本物の実力派であることを発揮しました。
グレた日々から抜け出し、ラップを極め、頂点を掴みとった姿が若者の憧れとなった理由なのかもしれませんね!
T-Pablowのファッション
この投稿をInstagramで見る
T-Pablowと言えば、センスのいいファッションにも注目されています。
原宿と上野にお店を構えるセレクトショップNUBIANが、T-Pablowはお気に入りのようですね。
ラッパーらしいダボっとした服装ではなく、わりとスマートでワイルドな服装を好むのでしょうか。
また、T-Pablowはタトゥーのデザインにもこだわっており、鉄の心臓、生年月日である「1995」が刻まれた紙幣を巻いているデザインのものが彫られています。
なかなか凝ったデザインのタトゥーを彫るところも、ハイセンスなT-Pablowらしいですよね。
気になる方はぜひ1度チェックしてみてくださいね!
まとめ
見た目は今時の若い男の子なのですが、実はしっかりしていて、自分を持っているところが人を惹き付ける理由の一つとも言えます。
T-Pablowの曲は、説得力ある歌詞ばかりですので、ぜひあなたのお気に入りの1曲を見つけてみてくださいね!
ヒップホップという音楽に出会い、自分の人生について見直した彼にしか描けないリリックが魅力的な若手ラッパーT-Pablowの今後の活躍に期待していきましょう!