玄人から新規のヘッズまで多くの層から支持されているラッパーSEEDA。
卓越したラップスキルは日本TOPクラスです。
SEEDAのプロフィール
MCネーム | SEEDA |
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本名 | 吉田なおひと |
生年月日 | 1980年11月17日 |
身長 | 164cm |
出身 | 東京都練馬区 |
育ち | ロンドン |
学歴 | 神奈川大学卒業 |
SEEDAは1980年に東京都練馬区に生まれます。
意外にも大学には進学しており、「神奈川大学」ではSD JUNKSTAの「DJ ISSO」と出会います。
この出会いは後の日本語ラップの発展に大きく関わります。
SEEDAの名前の由来
SEEDAの由来は苗字の「吉田」から来ています。
吉田をローマ字に変換して「YOSHIDA」→「SHIDA」→「SEEDA」となっています。
活動当初は「SHIDA」名義で活動していた過去もあるそうです。
SEEDAの家族
SEEDAは子供の頃は両親と姉の4人暮らしでした。両親の事は詳しく述べられていませんが、3歳から4歳をニュージランドで、小1から中1の期間をロンドンで過ごしている事から、裕福な家庭で育ったのではないでしょうか。
姉
SEEDAの姉は既に亡くなっています。
詳しい経緯は不明なものの自殺だと言われています。彼の代表曲『花と雨』は亡き姉に捧げた曲であり、『2002年9月03日』というリリックがあります。
命日を歌詞にするとは辛すぎる為、日にちをズラしています。
奥さんはEMI MARIA
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SEEDAの奥さんはシンガーのEMI MARIA(1987年生まれ)です。
SEEDAとの出会いは2005年にバックコーラスを依頼された事でした。
『花と雨』のフィーチャリングアーティストとして参加しています。
2012年4月7日に結婚と妊娠を発表し、8月30日に男の子が生まれています。
EMIはパプアニューギニア人とのハーフで、7オクターブの音域の持ち主です。
SEEDAの子ども
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SEEDAは3人の子どもの父親です。
SEEDAに似て綺麗な目をしています。
家族と過ごすSEEDAも見てみたいですね!
SEEDAの性格
SEEDAの性格は実はとても礼儀正しい感じがします。
ラッパーとしてはぶっ飛んでて危険な雰囲気が漂うSEEDAですが、インタビューの際は人の名前は「さん」を付けて呼んでいます。
Tohji曰くSEEDAはとても無邪気でピュアな人物だそうです。
オススメの音源
こちらでまとめています。
是非参考にしてください。
SEEDAの過去や経歴
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前述した通り SEEDAは東京都練馬区に生まれ、幼少期はニュージーランドやロンドンで生活。その為英語が堪能です。
学歴「高校は慶應だった」
高校は中高一貫校である慶應義塾高等学校に進学するも中退。
後に神奈川大学に進学しました。
在学中にSD JUNKSTAのDJ ISSOと会っています。
HIP HOPとの出会い
SEEDAがHIPHOPと出会ったのは1996年高校生の頃でした。
遊びの一環でライブを始め、Maneuvaに所属。
当初はSHIDA名義で活動し、グループには既に亡くなったDNCのTAMUや、EGUOが在籍していました。
マイクを握ったきっかけは『ただできたから』とインタビューで語っています。
天性の才能の他、英語圏で様々な音楽に触れていた事が大きいでしょう。
ラッパーとしての経歴
SEEDAがソロ活動を始めたのは1999年であり、1st Alubm『DETONATOR』をリリース。
プロデュースはエンジニア/トラックメイカーのI-DeAが担当しています。
長らく音源リリースはなかったものの、2003年に SEEDAと名を変え『FLASH SOUNDS PRESENTS ILL VIBE』をリリースしました。
SCARS加入
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同年に神奈川県川崎を拠点に活動するSCARSに加入。
SCARSは7人のMCと2人のトラックメイカーからなるグループです。
メンバーはMCのA-THUG(リーダー)、SEEDA、BES、STICKY、bay4k、MANNY、林鷹とトラックメイカーのSAC、I-DeAです。
楽曲の多くはハスラーのリアルをテーマにしており、そのスリルさが魅力のグループです。
クラシック「花と雨」
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2005年には SEEDA名義でフルアルバム『GREEN』をリリース。
前回のアルバムもそうでしたが、この頃の SEEDAは超高速フロウと、帰国子女を活かしたバイリンガルラップが特徴でした。
2006年にはSCARSで『THE ALBUM』をリリースしており、ハスリング・ラップ最高峰の作品と言われます。
長らく廃盤で高額取引がなされていたものの、2019年4月に再販が決まっています。
SEEDAは進化を遂げ、多彩で独創的なフロウを聴く事が出来ます。
同年12月には SEEDA名義で『花と雨』をリリース。
SEEDAはラップに対しての考えも変わり、まずトラックを聴いて、足りない音程をラップで埋めるという方法でラップを乗せています。
この頃のラップは日本語かつゆっくりとしたフロウです。
このアルバムは姉の死をテーマにした『花と雨』や、ハスラーの暮らしをテーマにした『不定職者』等多種多様な楽曲が魅力です。
『花と雨』では後に妻であるEMI MARIAがコーラスで参加しました。
このアルバムで一気に知名度を高めた SEEDAは翌年『街風』でメジャーデビューを果たします。
客演にはILL-BOSTINOやKREVA等一流のラッパーが参加しています。
引退から復帰
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2009年には『SEEDA』にてラッパーとして一度引退しましたが、すぐに復帰。
ILL BOSSTINO、EMI MARIAとの共作『WISDOM』でオリコン8位となりました。
2010年には『BREATH』をリリースし、i-Tunes Store年間ヒップホップ/ラップ部門でベストアルバムにノミネートされています。
その後も2011年に『IN THE MOMENT』を2012年に『23edge』をリリースしています。
2016年にはCPFで発売したアルバム『8 SEEDS』がありますが、400人限定なのでレアな商品です。
YENTOWNのクルーであるChaki Zuluが手がけた楽曲Come Backも収録されています。
それ以降音源リリースは途絶えていますが、2017年にはYouTubeの番組『ニートtokyo』の裏方を務めてる他、『ラップスタア誕生』の審査員にも選ばれています。
2020年には SEEDAの経歴を映画化した『花と雨』が笠松将の主演で上映されました。
SEEDAのBeef歴
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SEEDAのBeefとして真っ先に挙げられるのがVERBAL、そしてギネスのやり取りでしょう。
VERBAL
VERBALが一時的に結成したグループTERIYAKI BOYSが2009年1月にアルバムをリリース。
『Serious Japanese』のサビに『花と雨』の引用があった他、VERBALのバースでは SEEDAへのDIS(と思われる)がありました。
またアウトロには不明瞭や会話が収録されていた為、SEEDAの怒りを煽る事になりました。SEEDAとOKIはアンサーとして『TERIYAKI BEEF』を発表。
後にVERBALがポッドキャストに SEEDAを呼び、一連の楽曲はDISではない事を口頭で説明し、アウトロ部分の実際の会話も聴かせた上で謝罪しています。
VERBALがアンサーをしなかったのは、日本のリスナーはHIPHOPのbeefは馴染みが薄く、建設的ではないと判断した為です。
SEEDAは逆にbeefをする等して、『HIPHOPとは何か』を知る良い機会と考えていた為、両者の主張は対立します。
番組の最後にはフリースタイルのような展開になるものの、VERBALはフリースタイルが苦手であり笑ってごまかす等、バトルに至るものではありませんでした。
SEEDAは一連の話し合いを『萎えた』とブログに記します。後日『VERBALにはもうなにもない』と再度ブログに投稿。一連のbeefは幕を閉じました。
SEEDA共に『TERIYAKI BEEF』を発表したOKIはbeefをしない彼らに対して『Shall We Beef』を発表するものの、最後までアンサーもなかったのです。
ギネス
2009年6月9日にギネスが『SEEDA IS FAKE』という楽曲をYouTube上で公開。
理由は SEEDAが伝統あるHIP HOP専門誌「THE SOURCE MAGAZINE」の表紙依頼を断ったからです。
表紙にテリヤキバーガーを食べている写真を使わせて欲しいというオーダーでしたが、伝統ある専門誌でその様な事は出来ないみたいな感じで断っていた気がします。
SEEDAはわずか3日後の6月12日にアンサーをYouTubeで公開。
『アルバムというか未完成品1曲をつくるのにとてもとても長い時間をかける所がまさにギネス』とアンサー。
その後ギネスは6月15日「SEEDA IS FAKE2」をUpする共に、SEEDAにBeef外でバトルに持ち込もうと、SEEDAの仲間に電話をかけています。
SEEDAは翌日には『LAST ANSWER』をUpする共にブログでエンターテイメントの域を超えた行動はしないようにと文章を書いています。
騒ぎが大きくなる事を懸念して「THE SOURCE MAGAZINEの編集長が今回の見解を発表。
その後は進展がないまま経過。後にギネスは大量のコカイン所持で逮捕されています。
晋平太
晋平太がMC漢と揉めていた時期、SEEDAと晋平太が5分間のアカペラMCバトルをしています。
事の経緯は戦極MCバトルの「MC正社員」が、SEEDAは晋平太と戦いたいと勘違いした為。
SEEDAは晋平太に対して怒ってもいなかったと思いますが、「5分間のアカペラバトル」と言う新しいことへの挑戦として参加。
見ていると特に言う事もなさそうな感じがして、5分間はかなりキツいものだったのではないでしょうか。
言いたくもなさそうな酷いDisをして悪者を演じたSEEDAのおかげで晋平太のプロップスも回復しています。
SEEDAと仲がいい人物
ニートtokyoを見ていると驚くほど人望があるSEEDA。
SEEDAを慕う人物の多さが分かります。
「サイプレス上野」や「NORIKIYO」「SIMON JAP」など、同年代とはもちろん仲がいいですし、「KREVA」や「MACCHO」など先輩ラッパーとの繋がりもあります。
後輩の面倒見が良い一面もあり、「CONCRETE GREEN」シリーズでは多くの新人を発掘しました。
特に可愛がってるのは「Tohji」
このメンツ🤔
comingsoon pic.twitter.com/cfJGN9CBJ2— Tohji (@_tohji_) February 13, 2019
SEEDAが近年特に可愛がっているのは恐らくMallboyzの「Tohji」です。
Tohjiも3歳までロンドンで育っており、重なる部分もあります。
アベマTVの企画「ラップスター誕生」で繋がった2人。
Mall Boyzの楽曲「Cool running(feat,SEEDA)」は、Mall Boyzのスタジオにたまたま遊びにきたSEEDAがノリで参加した楽曲です。
SEEDAのファッション
ROPPONGINI FT KAMIYADA+ & JIN DOGG のVideoでSEEDAさんが当店のRemake Itemを着用して頂いています!是非ご覧下さい! pic.twitter.com/uu8xr3yTfI
— Awesome Boy Vintage (@awesomeboy03) December 5, 2019
SEEDAは海外で暮らしていた影響から主にストリート系のファッションを好んでいます。
Twitterの情報ではAPPLEBUM、ICHIRYU MADE、JOYRICH等のブランドを好んでいる事が分かります。
これらのブランドはHIPHOPシーンでファンが多いです。ちなみにapeは嫌いなブランドとの事。
SEEDAもSAIBAIMANというブランドを立ち上げており、テーマはマリワナとアートです。
SEEDAの他、TOSH、DJ KENN、DJ EDO、OKIの5人で運営しているようです。
まとめ
今回は日本を代表するラッパー SEEDAの生涯やbeef、ファッションについて生涯しました。『花と雨』等の楽曲だけでなく自叙伝としての映画等、HIPHOPシーンにおける活躍は計り知れません。
現在は音源のリリースは途絶えがちではあるものの、『ニートtokyo』の裏方や、『ラップスタア誕生』の審査員等、裏方としても活躍しています。今後も SEEDAの活躍に目が離せませんね。