高校生ラップ選手権と言えば現在のフリースタイルラップブームを作ったパイオニア的存在ですよね。
第1回のK-九(現在のT-Pablow)の優勝から始まり第3回目以降からの盛り上がりは今も続いています。(2012年7月からスタートしています)
今回は高校生ラップ選手権に出場したメンバーで音源で生き残っている人たちを紹介していきます。
歴代優勝・準優勝で音源で活躍しているラッパー
優勝や準優勝を経て注目が詰まる中、期待通りの音源を発表し活動を続けているラッパー達です。
T-Pablow (第1・4回王者)
個人名義(T-Pablow)とBAD HOPの両方で活躍しています。
フリースタイルダンジョンでは初代モンスターを務めていました。
ツイッターのフォロワーはZeebraさんより多い21万人(2019年3月現在)と、日本トップクラスの人気ラッパーです。
GOMESS (第2回準優勝)
自閉症というハンデをプラスに変え表現を続けるラッパーです。
最近ではラップと言うよりもGOMESSさんの世界観を見せる表現者のような感じです。
日本レコード大賞企画賞を受賞するなど実力派幅広いシーンでも認められています。
HIYADAM (第3回優勝)
音楽以外にファッションでも注目を集めています。
最近はfeatでの音源参加が多いですが、ライブ活動はコンスタントに行っているようです。
少し前は炎上などによりアンチが多く湧いている印象でしたが、ラップのスキルは高く音源の期待値が高いラッパーです。
HIBIKI (第3回準優勝)
UMBやラップスター誕生などバトルも音源も精力的に活動しています。
YouTubeにある鎮座DOPENESSとのフリースタイルセッションの動画では高校生ラップ選手権と比べて格段にレベルアップしている様子が伺えます。
YZERR (第5回優勝)
個人名義(YZERR)とBAD HOPの両方で活躍しています。
BAD HOPではメンバーを陰でプロデュースするほどのHIP HOP IQの持ち主です。
ラジオでは場を回す役割をしており本当に「HIP HOP MC」って感じの人だと思います。
LEON a.k.a 獅子 (第8回優勝)
ANARCHYのアルバムに参加するなどレジェンドたちにも実力を認められている一人です。
とにかく声とリズム感が気持ちいいです。
ラップスター誕生では300万円をゲットしています。
裂固 (第9回優勝)
裂固と言えば「韻」「バッチリ」「ドヤ顔」ですね。
フリースタイルダンジョン2代目モンスターです。
バトルの方の成長は凄まじくUMBやKOKに出てもかなり良いところまで行きそうです。
音源の方もYouTubeの再生回数は伸びているそうです。
Lick-G (第9回準優勝)
イギリス人と日本人のハーフでありバイリンガルラッパーです。
審査員やお客さんに伝わらないレベルの話をしてしまう程HIP HOP IQが高いです。
その為、伝わりきらず負けてしまうこともありバトルは引退して音源の方に注力しています。
Red eye (第13回準優勝)
第11回以降の出場者の中では頭一つ抜けた存在になっていますね。
記事には書けないようなことが大好きなようで、音源もそういったものについての事が多い印象です。
練馬のD.〇さんみたいに捕まって迷惑かけないように祈ります。
優勝・準優勝者以外で音源で活躍しているラッパー
上記のメンバーを見てもらったら分かると思いますが、優勝したからと言って音源で活躍できているとは限りません。
逆に優勝・準優勝者以外のラッパーでも音源が良ければ注目が集まります。
WIL¥WNKA
現在のシーンで常に注目を集めている1人です。
変態紳士クラブでは「VIGORMAN」と組んで活動しています。
1stアルバム「SACULA」は大好評だったようでiTunesのHIP HOPアルバム部門では1位を獲得していました。
罰当
選手権での「Zeebraもライバル」というverseがすごく印象に残っているラッパーです。
般若さんに音源を認められ「昭和レコード」のライブに呼ばれるなど、大活躍です。
Ry-lax
2017年に発表されたEP「IT’S ALIVE」で再び注目を集めました。
「RENE MARS」とのコンビは最強です。
Weny Dacillo
T-Pablow戦で緊張のあまりか良いラップが出来なかった印象が強いと思いますが、現在は音源で大活躍です。
ソロでもfeat.でも良いラップをします。
B1SKET
SALUやYDIZZYと曲をやるなど音源活動に精力的に取り組んでいるようです。
OZworld
元R’kumaです。
心地いいフローが癖になります。
ちゃんみな
メジャーデビュー後は女子中高生からの人気が凄まじい様です。
現在はエナジードリンクのモンスターがスポンサーになっています。
もっと音源が聞きたいラッパー
Salvador Mani
2019年に久しぶりのEPを発表しました。
72
音源制作に注力しています。EPを制作中の模様。
JUA
ラップスター誕生で再び脚光を浴びつつあります。
ファッションモデルとしては成功していて眼鏡会社のCMに起用されています。
まとめ
こうやって自分でまとめてみると意外と11回以降のラッパーが入っていないですね。
高校生ラップ選手権も年々スポーツ化が進み、「フリースタイルだけする人」「個性のないラッパー」が増えている印象です。
まだ若いですがその点でいうと「ベル」や「百足」「hMz」はスキルや個性が突出しているので楽しみです。
フリースタイルもいいですが、音源で活躍できるラッパーが増えてくれると嬉しいですね。