開催されるたびにエントリー数が爆増しているラッパーの登竜門イベント『ラップスタア誕生2024』、今年はなんと5000人を超える応募者があったそうです。
Authority、Kamui、Charluと言ったすでに実力と知名度を獲得しているラッパーから、レゲエ界からZendaManが参戦するなど、若手と実力者が栄光を目指して激しくぶつかり合う今年、優勝者はキャリア初期から眩しい輝きを放っていたKohjiya。
「俺は、今年2024年を俺のシーズンにするために応募した」と高らかにMCで宣言した今季大注目のKohjiyaについて、今回はDigって行きます。
Kohjiyaのプロフィール
MCネーム | Kohjiya(コージヤ) |
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出身 | 長崎県長崎市糀屋町 |
生年月日 | 2002年7月15日 |
名前の由来・読み方
Kohjiyaの呼び名は「コージヤ」になり、略してKJとも名乗っています。
今年2024アルバム『KJ SEASON』は、ラップスタアでのMCでも宣言した通り、今年はKohjiyaのシーズンになるという力強い宣言ですね。
本名も『コウジ』なのかと推測できますが、MCネームの由来は別のところにあるようです。
生い立ち
Kohjiyaはラップスタアも東京出身としてエントリーしていますが、出身は長崎県です。
Kohjiya出身が長崎県は麹屋町であることからMCネームを取ったと語っています。
所属クルーであるMADz‘s(マッド・ジーズ)は長崎で結成したクルーであり、DIYで録音環境を作った際、家の隣が地元では有名な茶碗蒸し屋さんだったことで卵の容器がたくさんあり、防音材として貰っていたというエピソードも。
ファッション
チラリとTシャツの裾から見えるタトゥーもおしゃれなKohjiya。
Stone Islandなどハイブランドもさらりと着こなしつつ、SUGARHILLなど正統派のアメカジが多いイメージです。
03-Performanceの映像ではAvirexとValladのコラボアイテムを着こなすなど、高価なアイテムを着ても悪目立ちしないセンスの良さが伺えます。
また、MADz’sではグラフィックデザインを担当していることもあり、その経験からオリジナルデザインのTシャツも販売しており、こちらも完売したとのことです。
性格
「めっちゃ飽き性なんで楽しくないと続けられないんですよ」
とKohjiyaは自身の性格を分析しています。そのため、リリックなども書きたくなるまでは書かないそうです。
一方で、常に海外、日本問わずPVを見るのが好きなことが製作にも反映され、
「自分は書き続けていないとダメ。2週間くらい書かないと書けなくなっちゃう」
と語っていることから、性格を熟知した上でストイックさも持ち合わせています。
そのストイックさは活動において初期から徹底しており、長崎では地元でゆるく楽しみたいローカルシーンと商業的な成績が欲しいMADz’sの温度差を感じていたそうで、その時の心境から『Changes』が作られたとのことです。
趣味
リリックでもオリジナリティのある言い回しが多いKohjiya、そのワードセンスからは読書や映画が趣味かと思いきや
「いや、活字無理だし、映画とかも観ないす(笑)。マンガ、アニメ、YouTubeみたいな」
と語っています。
一方でHIPHOPは洋楽・邦楽問わず聴いている模様で、そのワードセンスは純正HIPHOP育ちです。
この事は、まずはやってみると言う思い切りの良さを体現していると言えるでしょう。
ラッパーの過去・経歴
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Hiphopとの出会い
KohjiyaにとってHIPHOPに出会う意味でも、現在のクルーであるMADz’sの存在は避けて語れません。
小学生の時にクルーメンバーのSHIÓLAがダンスをやっていたことでHIPHOPに目覚め、Kohjiyaも小6からHIPHOPを聴いていたとのことです。
Das EFXやM.O.P.と言った非常にオールドスクールな海外HIPHOPにのめり込み、その勢いでZeebraなど日本語ラップにものめり込んでいきました。
Hiphopを始めたきっかけ
Kohjiyaがラップを始めたきっかけは世代らしく『高校生ラップ選手権』直撃世代であったことから、HIPHOPにハマったタイミングでラップをしてみたくなったと語っています。
そのタイミングでSHIÓLAとAURALの二人に声をかけたことで、MADz’sを結成した模様です。
この頃、KID FRESINO、JJJ、Febbによる伝説のクルーFla$hBackSの全員がラップもトラックメイキングも出来るスタイルに憧れたと語っています。
元々、SHIÓLAとMADz’sを結成し、AURALとは別のクルーを組んでいたそうですが、MADz’sでビートジャックをしていた際、韻踏合組合の『一網打尽』でラップをしようとした際に人数が足りなかったため、AURALを誘い、現在のメンバーになったそうです。
ちなみに現在はトラックは全然作らず、タイプビートをもっぱら探してラップしているとのこと。
ラッパーとしての経歴
同年代のラッパーが自分たちしかいなかったと語るKohjiya,地元のシーンにどっしりと構えて活動すると言うよりは、イベントの時は遊びに行き、SoundCloudを中心に活動し、他の地方のラッパーと繋がっていったそうです。
この時、地方に来ていたYOUNG JUJU時代のKEIJUにデモを渡すなどしており、実直な活動が現在に繋がったと言えます。
MADz’sとして資生堂のキャンペーンでtofubeatsに見出され、ここからKohjiyaの快進撃が始まりました。
ソロデビュー
Shurken Papも所属するISLAND STATEに加入し、全国にKohjiyaの存在が認知されたのは、何と言っても2021年に¥ellow Bucksを客演に招いた『Rob』だと言えます。
現在、日本のメインストリームを代表する¥Bの客演、そしてこの時まだ高校生だったことで、Kohjiyaの注目は一気に高まりました。
その後、2021年にはEPを発表、2023にはKEIJUとIOというKANDYTOWNの重要人物の楽曲に参加したことで徐々に注目が高まっていったKohjiya、音楽に対する熱心な姿勢が業界で着実な信頼を得たと言えるでしょう。
ラップスタイル
HIPHOPへの目覚めがDas EFXなどクラシックでありながら高ラでラップを始めたKohjiya、初期は正統派のブーンバップ寄りの音楽性だったと振り返っています。
しかし、Fla$hBackSとKANDYTOWNに影響を受けていることから満遍なくHIPHOPが好きであり、現在はメロディが強くオートチューンを駆使したスタイルです。
2024年発表の『KJ SEASON』に至るまで、多くのスタイルを模索するうちに今のスタイルが得意であることに気づいたと語っています。
また、リリックの言い回しなどは現在アメリカ最大のビーフで発端となったJ .Coleの言い回しを参考にするなど、HIPHOPはスタイルの隔たりなくなんでも聴くことができる、幅のあるスタイルです。
所属しているレーベルやチーム
これまでに言及したとおりMADz’sとして活動しているKohjiya、ISLAND STATEでもしっかりラップスタア優勝が告知されています。
ソロで現在大注目のKohjiyaですが、MADz’sとしての活動も目が離せません。
最近の活動
KANDYTOWNメンバーや¥Bとのコラボで注目を集め、『KJ SEASON』の発表と怒涛の勢いでラップスタアに参戦したKohjiya、出来レースとも呼ばれましたがそれすらリリックに落とし込んで圧巻の優勝を見せた今、今後の動向が注目されています。
優勝後、早速SALUやBIMと楽曲を発表しており、今年は宣言通りKohjiyaの歳になりそうです。
仲のいい人物
基本的にタイムラグがないソロでの製作が性に合っていると語るKohjiya、Bonberoなど多くのラッパーと共作をしていますが、目立って仲が良いラッパーはMADz’sの二人だと言えます。
その中で、憧れとして挙げた人物は二人ともKANDYTOWNでした。
KEIJU
2023年に惜しまれつつも解散した東京の大所帯クルー・KANDYTOWNの中でもソロで活躍するKEIJUは、MADz’s時代にデモを渡したことで運命の出会いだったと言えます。
YOUNG JUJU時代のKEIJUは地方のラッパーだったKohjiyaにも丁寧に接してくれたことが嬉しかったそうです。
IO
BADHOPのラストアルバムにもC.O.S.A.と共に花を添えるなど、日本語ラップ界で非常に信頼されている人物の一人であるIO、彼もKANDYTOWNのメンバーとして有名です。
モデル業などもこなし業界を代表する一人であるIOですが、Kohjiyaが楽曲に参加した際もIOは表裏なく接してくれたと語っており、やはりカッコよかったと語っています。
KANDYTOWNの都会的なオシャレさとHIPHOPへの硬派な姿勢は、KohjiyaのDNAに組み込まれていると言えますね。
オススメの音源
骨太かつ言い回しがオシャレなリリックに加えてオートチューンも使いこなすハイブリッドなスタイルのKohjiyaの魅力が伝わる楽曲を紹介させていただきます。
BIM – DNA feat. Kohjiya, PUNPEE
BIMとPUNPEEというオシャレかつラフな二人にフックで歌うKohjiyaのフロウ、全体的にチルでこの夏にヘビロテしたい一曲です。
いい意味で肩の力が抜けた二人を支えるKohjiyaのフレッシュなリリックが光ります。
Kohjiya – Rarri (feat. lj & Only U)
アゲアゲなジャージードリルの上でIjとOnly Uを客演に迎え、フレッシュでポップながら力強い若々しさをラップするという現在進行形のラッパーらしい一曲です。
Kohjiya – DREAMIN’ BOI ISSUE
現在Kohjiyaソロの楽曲で一番の再生数を誇る曲です。
落ち着いたフローとトラックの上で真っ直ぐに夢と現実の間を生きるリリックが胸を打ちます。