東京都出身のラッパー百足(ムカデ)は、ラッパーのT-Pablowや、Leon Fanourakisが優勝している「BAZOOKA!!!高校生RAP選手権」第15回大会で優勝しています。
00世代と呼ばれる2000年生まれの中でも抜群なフロウを持った実力派ラッパーです。
百足のプロフィールや、過去、ラッパーの経歴、仲のいい人物からオススメの音源
までご紹介します。
優勝をキッカケに知名度も上がり、楽曲リリースや、全国各地でのクラブイベントのゲスト出演で注目を集め、人気も上昇中。
アパレルプロデュースを手掛けるなど、幅広い活動で話題の絶えないラッパーです。
百足のプロフィール
この投稿をInstagramで見る
MCネーム | 百足(ムカデ) |
---|---|
本名 | 風間龍一(かざまりゅういち) |
生年月日 | 2000年2月12日 |
出身 | 東京都品川区武蔵小山 |
身長 | 180cm |
SNS | Twitter / Instagram |
名前の由来
地元のセンパイラッパーが、虫の名前を漢字にしてMCネームにしていたことに憧れていたそうです。
何個か候補もあった中で、”ムカデ”だと、気持ち悪さでインパクトがあって、親しみやすさもあって覚えられやすいかなと思ったのが決め手だったそうです。
彼女
現在は付き合っている人がいるかは不明です。
プライベートなどで公表することがあります。
以前は彼女がいることをほのめかすツイートもしていました。
ラフに、リスナーとも接しているのではないのでしょうか。
家族
母親、姉、妹、祖母がいることを話しています。
男は自分しかいないので、家族でケンカをすると、自分が悪いことをしていなくても女全員で攻撃をされていたそうです。
男の気持ちを分かってもらえることはないので、怒られている間は黙ったままになることがよくあったそうです。
学歴
高校を中退しています。
地元で行われていた、武蔵小山サイファー(路上フリースタイル)にハマり、通い続けていくうちに高校へ行かなくなったそう。
全国大会で好成績を取ったことがある水泳も辞めて、ラップだけすることにしたようです。
ファッション
この投稿をInstagramで見る
オリジナルブランドを立ち上げ、BIONIC MILL COLLECTION(バイオニック・ミル・コレクション)をプロデュースしています。
ファンからダイレクトメールをもらったことをキッカケに、一緒にアパレルブランドを始めることに。
東京と山形と距離が離れていて会うことは少ないですが、連絡を取りながらデザイン制作を手掛けているそうです。
好きなブランドはFR2で、よく着用しています。
趣味
音楽鑑賞で、母親の影響でロックやパンクロックが好きで聴いていました。
パンクロックやメロコアを聴いていて、Green DayやHi-STANDARD、Sum 41など好きでよく聴いていました。
HIPHOPはMCバトルを見初めてから聴くようになります。
ラップで影響を受けたアーティストはAKLOで、BAD HOPを聴いたときはこんな所が日本にあるのか!?と驚いたようです。
他にもSALUやWILYWNKA、変態紳士クラブをよく聴いていました。
百足の過去・経歴
この投稿をInstagramで見る
HIPHOPとの出会い
高校生RAP選手権など、MCバトルを見始めてからHIPHOPを知るようになります。
路上サイファーでMCバトルを始めた頃は、バトル好きな子同士でカラオケボックスにもよく行っていたそうです。
特に、聴いていたラッパーのヴァースを持ち寄っては言い合ってバトルをし、盛り上がっていたそうです。
ラップを始めたきっかけ
高校2年生の時に、友達に誘われて応募したBAZOOKA!!!高校生RAP選手権のオーディションからラップを始めます。
学校も辞めて、地元で行われていた武蔵小山サイファー(路上フリースタイル)にドップリハマりスキルを磨いていきます。
ラップは、なにもできない自分でもできることで面白くなってから、高校生RAP選手権に第11回大会からオーディションに応募し続けます。
高校生RAP選手権初出場で初優勝
第15回BAZOOKA!!!高校生RAP選手権初の本戦出場で初優勝しています。
韻マンとの接戦は見所のあるバトルで、制したのは優勝に繋がる大きなターニングポイントだったのではないでしょうか。
話題となった実力を持つ00世代が多数出場している大会でした。
決勝でバトルの間に、Fuma no KTRには勝てる確信を待って戦ったと話しており、余裕のあるスタイルが優勝できた要因だったのではないのでしょうか。
デビュー曲
1stEPからのリードシングルである”FREEDOM”です。
全面プロデューサーであるタイプライターに見出され、EPからどれをリードシングルにするか考えました。
ポップな曲をシングルするときに、一番この曲がピッタリだったので”FREEDOM”に決めたようです。
こちらの動画でも楽曲を紹介しています。
ラッパーとしての経歴
2017年3月、第11回高校生RAP選手権に”リュウイチ”というMCネームで応募しスタート。
第15回大会で優勝するまで13回、14回大会はオーディションを通過することができず本戦に出場できませんでした。
それまで他のバトル大会、”MRJ”や”SCHOOL OF RAP”などで優勝するなど、数々のMCバトルで戦歴を重ねる。
第15回高校生RAP選手権に初出場し初優勝という快挙を成し遂げ一気に脚光を浴びます。
その直後にシングル”FREEDOM”を配信します。
カラオケ第一興商”DAM”が、2019年8月度の「D-PUSH!アーティスト」に決定。
オススメのアーティストとしてピックアップされ、”FREEDOM”はカラオケで楽曲配信されます。
2019年8月に、待望の1st EP”ERROR”をリリース。
iTunes Storeでヒップホップ/ラップ、トップアルバムで1位を獲得。
音源をリリースしてからは、バトル大会からライブへシフトチェンジし、全国各地を回るようになります。
2019年12月、同い年で同郷でもあるラッパーLEMをフィーチャリングした、シングル”Flower”をリリース。
2020年11月に、FULL ALBUM”19”をリリース。
”まわりみち”と”Drop Out”のミュージックビデオが、2ヶ月続けて配信されます。
リリースツアーを全国で行ったり、バトル出身ラッパーの音源にゲスト参加。
HIPHOPリスナーに届く音源を作るため、多岐に渡り活動を続けています。
事件・逮捕
第3回凱旋MC BATTLE 2 on 2のバトルで、留置鑑別所に入った経験をラップしています。
高校生の頃に犯してしまったのでしょう。
00世代のバトルでも逮捕されて高校生RAP選手権に出場できなかったことを持ち込んでいました。
罪名などは不明です。
ラップスタイル
HIP HOPで表現されるメイクマネーをラップするより、等身大であるラップをしたいと話しています。
HIPHOPに悪いイメージを持っているリスナーに伝えたい所があるようで、自分の好きなロックパンクをミックスした音源をリリース。
MCバトルのリスナーだけでなく、HIPHOPリスナーに分かりやすく伝わるよう、音源制作にも力を入れて活動していくようです。
所属しているレーベルやチーム
所属レーベル先は不明ですが、YouTubeの配信先はプロデューサーであるタイプライターが関係していると思われます。
仲のいい人物
018(オチバ)
この投稿をInstagramで見る
ラッパーの018は、ラップの師匠であると言われています。
凱旋MC BATTLEで百足と対戦したとき、お互い武蔵小山サイファーで出会っていることを言い合っています。
バトルの内容を聴くとプライベートでも付き合いがあったようです。
ずっとお互いをリスペクトしあえる関係であることが分かります。
韻マン
00世代と呼ばれる同世代とは仲が良いメンツばかりだと話しています。
大阪や熊本などイベントで東京に集まったときは、百足の自宅に泊めることもあったそう。
00世代のラッパーと家族ぐるみで付き合っていたようで、インスタライブでも仲が良いことが伺えます。
オススメの音源
まわりみち
百足の火付け役でもあるタイプライターがプロデュース。
デビュー曲”FREEDOM”とは曲調が違うHIPHOPトラックです。
聞き取りやすいフロウで分かりやすく、前向きなリリックで人生観を感じれる楽曲になっています。
NillNico Feat.百足 / Blue moon (Remix)
同じ東京出身のラッパーNillNico(ニルニコ)の曲にフィーチャリングしています。
オリジナリティあるフロウと本音を聴き取れる、百足が気持ちよくラップしているのが伝わるオススメの曲です。
まとめ
新しいMCバトルの王者となりアーティストとして成長を止めない活動を続けています。
スタイルやビジュアルも持ち合わせた才能のあるラッパー。
アグレッシブな内容と強いハートでバトルを勝ち上がってきたように、間違いなくHIP HOPで勝ち上がってくる新世代のラッパーになるでしょう