Leon Fanourakisとは神奈川県横浜市を拠点に活動しているラッパーです。
2016年の第6回目の「高校生RAP選手権」で初登場し、第8回目にチャンピオンに輝くことで注目を浴びて着々とその名を轟かせていくことになります。
1998年生まれということでまだまだ若手で彼の曲やラップスタイルからとてもパワフルなものを感じます。そんな彼の謎に迫っていこうと思います。
Leon Fanourakisのプロフィール
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MCネーム | Leon Fanourakis |
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本名 | 山田レオン |
生年月日 | 1998年12月22日 |
身長 | 172cm |
出身 | 神奈川県横浜市元町 |
所属 | 1% |
SNS | Twitter / Instagram |
Leon Fanourakis(読み方:レオン・ファノラキス)は1998年12月22日に神奈川県横浜市の元町・中華街の方で生まれ育ったそうです。
ちなみに誕生日がクリスマスに近いので、プレゼントをまとめられたりするそうです。
身長は172センチで体重は72キロくらい、足のサイズは27.5センチです。
食べ物のの好き嫌いはあまりなく、なんでも食べられるそうです。
本名は山田レオンで日本、韓国、ギリシャの血が混ざったミックスのラッパーです。
ちなみにお母さんがギリシャと韓国の血をもっていて、お父さんが日本人です。
17歳のときに「第8回高校生RAP選手権」で優勝をし、18歳のときに本格的に楽曲を製作し始めます。
Leon Fanourakis / Chimaira [CD]
Leon Fanourakisという名前の由来
Leon Fanourakisは最初この名前で活動しておらず、2回改名をして、今のMCネームとして活動しています。
最初は「第6回高校生ラップ選手権」に初登場した時に、Leonという名前で出場していました。
しかし、Leonという名前はたくさんいると考えたため、高校一年生のときにLeon a.k.a 獅子という名前になります。
そして正式に1%(ワンパーセント)に所属するタイミングで現在のLeon Fanourakisという名前に改名しました。
本人は、Leon a.k.a. 獅子という名前は若い時のノリでつけちゃった感じの名前で、ちょっと違うと感じていたため、レーベルも変わったので一新してやろうと思ったそうです。
Leon Fanourakisのファッションについて
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Leon Fanourakisのファッションですごく特徴的なのはやっぱり髪型とグリルズですね。
この髪型はブレイズヘアと呼ばれていて、髪を小分けにしてそれぞれ三つ編みにしたヘアアレンジです。
また、グリルズとは取り外し可能なオーダーメイドの歯のアクセサリーです。ちなみにLeonのグリルズはニューヨークで作ったものらしいです。
このファッションスタイルからLeonはHip-Hopのカルチャーに対してものすごくリスペクトをもっているとわかりますね。
ちなみに好きなファッションブランドは
- Adidas,
- Y-3
- APE
- Fucking Awesome,
- HUF
だそうです。
Leon Fanourakisの趣味について
趣味については全くと言っていいほどないらしいです。
それでは休みの日は何をしているのかというと、ひたすらスタジオに籠ったり友達と集まっていることが多いようです。
ちなみに、Leonが仲間たちと籠って遊ぶ場所は”SHISHI LABO, Yokohama”という名前のレコーディングスタジオで、おじいちゃんのマンションの地下に建てられていて、楽器とかも置いてあるそうです。
つまり、趣味も仕事も音楽ということらしいですね。
経歴
Hip-Hopとの出会い
Leonの両親はどちらとも音楽をやっていました。
母親はR&Bやロックのシンガーをして歌っていたり、テクノトラックを作っています。
そして、父親は、DJ、ドラム、ギターなどの楽器全般ができるという音楽家族の中に生まれます。
9歳の小学生のときに髪型をモヒカンにするくらいファンキーな少年だったそうです。
10歳のときに友人の影響でHip-Hopと出会いました。
ちなみに初めて聴いたHip-HopアーティストはJAY-Zです。
またLeonはロックも聴いていたらしくRed Hot Chili PeppersやLinkin Parkにもめちゃくちゃハマっていたそうです。
RAPを始めたきっかけ
Leonは、元々JAY-Z、Kanye WestなどのUSのHip-Hopしか聴いてなかったそうです。
14歳のときにBAN(という日本のラッパー)の“Remember(feat Aklo)”という曲を聴いて「日本語のラップにもちゃんとフロウがあってかっこいい」と思いラップを始めたと語っています。
また、中学三年生のときに、BANがお母さんの知り合いの知り合いだったとわかり、Leonは「弟子にしてください」と志願。
そうしてBANに音源を送るために曲作りが始まったそうです。
また彼には日本語でラップをしてやろうと思ったきっかけがあります。
ハーフの友達が周りに多く中学生の時に「日本語のラップ、ダサくね?」と言われて、それに腹が立って「日本語でめちゃくちゃかっこいいラップをしてやる!」と思ったそうです。
ラッパーとしての経歴
初ライブは15歳のときに親に勧められて「Rord to 横浜レゲエ祭」に出場したそうです。
周りがレゲエのなかLeonはひとりHip-hopで出場し、中学の友達も見に来てくれて盛り上がった感覚がとても楽しかったと語っています。
当時音源をSoundcloudという音楽配信サービスで配信していたものの、あまり注目されなかったため名前を広めるために「第6回高校生ラップ選手権」に初出場。
「第8回高校生ラップ選手権」では見事に優勝することができ、実力と名前を全国に広めることに成功します。
RYUZOが主催するラップスタア誕生シーズン2に出場し、見事に優勝。
Leonは着実に日本のHip-Hopシーンを歩んでいきます。
そして、2018年にAnarchyが主催する1%(ワンパーセント)というレーベルに所属をし、楽曲を次々とリリースします。
デビュー曲
最初にリリースした曲は2017年にLeon a.k.a 獅子という名義でだした”GUN SHOT”という曲です。
ラップスタイル
彼のラップスタイルは低い声でひたすらに言葉を詰めていくラップで16ビートを感じることができ、気づいたら頭を振ってしまいます。
フロウに重きを置いていて、とても聴いていてノリのいいラップといえます。
彼にはHip-Hopの美学があるそうで、日本語を大事にしているそうです。
歌詞も日本語を多めにしているらしく、歌詞をみたときに「こういう風に言っているんだ」とわかるようにしたいそうです。
また、海外に通じる音の取り方を追求しているらしく、Leonのラップスタイルから海外をみているのがわかります。
楽曲製作について
楽曲のインスピレーションは海外のHip-Hopからが多いようです。
ラップを始めた最初のころは真似て同じようなフロウをやっていたLeon。
リリックのインスピレーションについては、歌いたいことがあるときと、歌いたい
ことがないときがあるそうです。
歌いたいことがないときは、意味に重点をおかずにあまり気にせずリリックを書いています。
所属レーベル
現在、彼が所属しているレーベルは2018年にラッパーのANARCHYが立ち上げた1%(ワンパーセント)というレーベルに所属しています。
このレーベルには同じく神奈川県横浜市を拠点に活動するラッパーのSantaworldviewや高校生ラップ選手権やラップスタア誕生で爪痕を残した大阪の注目の若手ラッパーWYLYWNKAが所属しています。
また、一緒に曲を作り続けてきたトラックメイカーのYammeZimmerも同じタイミングで所属しています。
仲のいい人物
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横浜生まれ横浜育ちで地元でも一緒にラップをして、同じ1%に所属しているSantaworldviewとは曲も頻繁に作るほど仲が良いそうです。
他にはYamieZimmerという同じく横浜出身のビートメイカーとも仲が良いらしくLeonとSantaと良く合作をしています。
Santaworldviewとは同じ高校ではなかったものの、高校時代からの友達で、普通に「ラップ教えて」といわれて、そこから一緒にラップをしているそうです。
下記のSantaworldviewのインタビュー動画を見ると3人とも高校生のころから仲が良かったのがわかります。
他に横浜の同世代のYamme Zimmer & Friendsといわれているラッパーをあげると
- Donatello
- Bank.Somsaaart
- J.October
- ARAN
がいるそうです。
おすすめ楽曲
Leon Fanourakis / Chimaira [CD]
Leon Fanourakis – BOUNCE feat. SANTAWORLDVIEW
Leonとの地元の盟友Santa、YamieZimmerと共作して、1%からリリースしたこの1曲は凄いです。
ゴリゴリに分厚いベースとBounceというタイトルにもあるようにジャンプしてしまいたくなるようなビートとラップで構成されている一曲になっています。
MVのインパクトも凄まじく、渋谷の街を周りの人の迷惑を考えることなく好き放題にやっている光景がとてもおかしくて中毒性がMVになっています。
Leon Fanourakis – #SHIBUYAMELTDOWN feat. Psy P & Melo from Higher Brothers & SANTAWORLDVIEW
この曲は”#SHIBUYAMELTDOWN”というインターネット上で流行っている、酔い潰れて寝ている人の写真をインターネットにあげるミームが表題になった曲です。
この曲の凄いところは客演として迎えているのがHigher Brothersという世界的にも活躍している中国のHip-Hopグループなのです。
Higher BrothersのPsy PとMeloと曲を作るきっかけとなったのは、1%のスタジオでSantaとYamieZimmerとでいつものように曲を作ってたら、Higher Brothersが来て、YamieZimmerがビートを乗せた瞬間にHigher Brothersがラップをし始めてノリで完成した曲だそうです。
酩酊状態のようなフワフワとしたビートに日本語と中国語のラップの掛け合いがとてもかっこいい一曲になっています。
まとめ
今回はLeon Fanourakisについて紹介しました。
1998年生まれの彼はまだまだ若手で楽曲にもかなりのパワーと勢いが感じられます。
日本語というものを大切にしながら、海外のラップと勝負できるような楽曲を作ろうとしている彼のスタイルは凄いです。
また、横浜という生まれ育った町の仲間を大切にしている姿勢はとてもかっこいいですね。
日本制覇をして世界進出をするかもしれない、まだまだ伸びしろのある、彼の成長に目が離せません。